ひげっちが好むものごと。

詩歌とボドゲを中心に書きたいことを書きます。

五行歌の評価基準(ひげっち流)

 どうも、ひげっちです。

 

 いわさきくらげさんの歌会での新採点方式に関する以下の記事を読んで、大変感銘を受け、自分は五行歌を読むときにどこに注目しているのか、と自問しました。

 

blog.livedoor.jp

 

 

 半年遅れくらいのペースになってはいるものの、雑誌『五行歌』に載っているすべての歌を読むということをある程度続けてきて、朧気ながら自分の中に歌の評価基準というものができてきたように思います。

 

 自分が五行歌を評価するときに注目している点は、下記の5点です。

 

1.想い・伝えたいこと・世界観
   その歌に込められた想い、歌を通して誰かに伝えたいこと、提示したい世界観などが感じ取れるかどうか。また、それらが自分の好みに合うかどうか。


2.言葉遣い・表記
   1.を表現するための手段として、ひらがな・漢字表記、口語・文語、旧仮名遣い、同義語、記号(カッコ、疑問符、感嘆符、句読点等)などの選択が適切であるかどうか。また、それらが3.と調和しているかどうか。


3.呼吸・リズム・構成
   1.を表現するための手段として、改行、一行ごとの文字数、韻律、台詞(会話文)、倒置法などの選択が適切であるかどうか。また、それらが2.と調和しているかどうか。


4.詩の形象
   文字に書かれた状態における歌の視覚的な外観と、それから読み手が受ける印象やイメージが、1.~3.と調和しているかどうか。


5.新規性・工夫・アイディア
   1.~4.の表現に、目新しさや工夫、アイディアなどが感じられるかどうか。ありきたりで平凡な歌になっていないかどうか。

 

 もちろん他にも評価基準はあり得るでしょうが、今のところ、私はこの5項目にある程度納得しています。1.~5.のどこに重きを置くのかは人によって様々でしょうし、極端な話、その日の気分や体調によっても変わってくるものでしょう。どんなに基準を設けても、最後は人間が評価するのですから、評価は生モノ。だから歌会は楽しいんでしょうね。あ~早くリアル歌会に行きたいです。

 

 

(了)